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私たちの仲間

このコーナーでは、ハートピアグループの運営について、日頃お世話になっている方々にスポットを当てて、その活動やご支援の内容、想いなどをご紹介してまいります。

あすなろ会 代表 高野芳枝さん 副代表 宮本たか子さん

ボランティアをさせて頂く喜びを胸に22年。今後も活動から学びと喜びを。

略歴

平成8年発足。老人施設訪問や社会福祉協議会で実施しているひとり暮らし高齢者の集い「ふれあい交流会」、その他行事等への参加協力を行っているボランティアサークル。活動は22年目を迎え、ハートピアグループではいろり端石岡に定期的に来館される他、毎年「ハートピア夏祭りin石岡/国陽祭」ではハートピア音頭などの踊りを披露され、事前に踊りの指導も頂いています。

人の輪の広がりで多彩なメニューが実現(高野代表)

「あすなろ会」は平成8年4月に発足しましたので今年で22年目になります。発足時は13名のメンバーでした。それまでも個人的にボランティア活動をしていたのですが、他の方とタイアップした方が活動の範囲も広がり多くのことができそうだと会を作りました。活動を通して学ばせていただき、一緒に楽しめれば・・というのが最初の思いでした。そしてハートピアさんとのお付き合いも15年ぐらいになります。

最初は、石岡市社会福祉協議会が一人暮らしの高齢者のため実施している「ふれあい交流会」を中心に活動し、次第に特別養護老人ホームへの訪問など活動も続けてきました。

また友人で腹話術をしている人がいたことから声をかけさせて頂いたり、お茶を入れていただくボランティアさんにもサポートしていただき、歌、お話、踊り、腹話術など多彩なメニューで楽しんで頂ける形ができあがりました。

当日の雰囲気に合わせて柔軟に歌とハーモニカを披露(宮本副代表)

私が携わるキッカケは母がハートピアさんにデイサービスでお世話になったことなのです。それまでボランティアの具体的なイメージは沸かなかったのですが、あすなろ会に入って、高野代表のハーモニカと私の歌とお話が上手くマッチして現在のスタイルが出来上がっていったという感じなのです。

私が意識していることは、私も地元の石岡の出身なので茨城弁も交えてご利用者に目線を合わせて良い雰囲気をつくることです。毎回、台本もリハーサルもなく、ぶっつけ本番です。私が「秋の歌を歌いましょう。」と声をかけると高野さんがそれに合わせて秋の歌をハーモニカで吹く、という感じなので、阿吽の呼吸といいますか、二人の息が合っていないとできませんね。

ありがたいことに私たちの評判を聞いた他の施設からも声がかかるのですが、スケジュールの制約もありすべてにお応えできないのが心苦しいところです。本当はお声をかけて頂いたすべての施設に訪問させていただきたいと思っています。

今でも大切にしているボランティアの基本姿勢(高野代表)

私と宮本さんがボンティアを始めた頃に素晴らしい先輩からこのような言葉を頂いたのです。それは、「ボランティアはしてあげるのではなく、させて頂く、のですよ。」
訪問先でも相手の様子や状況を見て対応します。私たちの活動に台本や打ち合わせがないのは、そのためです。たとえばデイサービスと特養では状況が違いますし、各々の事情に合わせる必要があります。やりがいもありますし、私たちも楽しまないといけませんね。

嬉しいのは、夏祭りなど、「去年も来てくれましたよね。」などと声をかけていただき、前年のことを覚えていて頂くことですね。帰宅後に「今日はボランティアさんにこのようなことをしてもらったよ」などとご利用者がご家族に話していただけることも嬉しいです。そのようなときは「ボランティアを続けてきて良かったな」と思います。

ご利用者の笑顔が喜び。現場ではひとりひとりに目配りを。(宮本副代表)

カラオケでも私達の話でもひとりひとりに声を出して頂けるように、目配り気配りをしています。みんなでひとつの歌を歌って楽しめるようにリードしています。ご利用者の変化も実感することも多く、最近も声がよく出てくるようになったなと感じる方もいます。中には調子が悪い方もいますから、そのような方には無理をさせないように配慮していますね。

ハートピアグループの理事長の奥様と幼馴染で数十年のお付き合いです。なので、私が今このようにボランティアをしていることは不思議なご縁を感じます。今でも奥様には「これからも長くボランティアをしてね。」と言われています。みなさんが「待ってたよ」と言っていただことが私達の希望です。頂いて一番嬉しいのがご利用者の笑顔です。家族も「がんばってやっておいで」と送られて活動に向かっています。なので家族にも感謝をしています。

心のつながりを大切にしたボランティアを。(高野代表)

これまで印象に残っている出来事は、先日、三年ぶりに訪問させていただいた施設で、ご高齢の方ですと前回のことを忘れてしまっている方も多いのですが、しっかりと覚えていて頂いて、温かく迎えてくれたことです。ご利用者の心の中に入れたのかなと思い嬉しかったですね。

宮本さんとは家族以上の時間を共有しています。これからも力を合わせて、今後も今まで通りに「また来てね」と声をかけて頂けるようなボランティアを一日でも長く続けていきたいなと思っています。ハートピアさんもたくさんの施設や職員の方がいらっしゃいますので、そうしたつながりを大切にしていきたいなと思っています。