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私たちの仲間

このコーナーでは、ハートピアグループの運営について、日頃お世話になっている方々にスポットを当てて、その活動やご支援の内容、想いなどをご紹介してまいります。

谷中重臣さん

こだわらない、とらわれない広い心で高齢化社会を支えていきたい。

略歴

元原子力研究所勤務。「茨城県高齢者はつらつ100人委員会」の役員の歴任。
株式会社ハートピアが、平成15年に開設した認知症高齢者グループホーム「ケアホーム日なた家」のオーナー(地主・家主)です。「日なた家」は、オーナーが自身の土地に建てた物件をお借りして運営をしていく方式を採用いたしました。
開設して14年目に入りますが、自ら施設に出向いては、周辺の環境整備・美化などを積極的に行っていただいております。

ハートピアグループの「ケアホーム日なた家」に携わるキッカケは。

以前は原子力研究所に勤務していましたが、退職してからハートピアさんに声をかけていただき、土地を所有していた関係で、一緒に「日なた家」をやらせてもらっています。平成14年着工で15年完成・開設ですね。
以前、役員をしていた「高齢者はつらつ100人委員会」は、茨城を県央、県北、県南、県西、鹿行の5つに分けて、それぞれの地区に100人の委員会を置いて、高齢者の活性化に取り組んでいく活動なのですが、そうした活動をしていたので、日本が少子高齢化社会に突き進んでいくということが頭にあり、何かできないかと考えていたのです。
そんなときに、たまたまハートピアグループの「愛の会」から、こうした拠点を増やしたいという話を聞きまして、それでやってみようかと思いました。この場所は、以前はさつまいも畑だったのですが、広さも1000坪あり、学校が近くていつも元気な子供たちの声が聞こえるし、交通の便も悪くない環境だと思います。

具体的にはどのようなサポートをされているのですか?

オーナーといっても、介護サービスなどのソフト面はできませんから、庭の手入れとか除草とか修繕とか、そのようなことをして、少しでも環境を良くして心地よく過ごしてもらえるようにをモットーにやらせてもらっています。
ハートピアグループの理念は、自分に厳しく、他人に優しく、人を敬う心が大事なんだというもので、これには非常に共感します。ひとり一人がそのような気持ちで入居者の方々に接していくというのは素晴らしいことだと思います。
最近は政府も国民総活性化といったことを打ち出していますが、その目標のひとつに、こうした介護施設の離職率ゼロを目指すというのがあるんですね。ハートピアグループはまさにそれを目指していて、そうしたことではナンバーワンだと聞いています。それは形ではない何か底力のようなものがあるのだと私は思います。理事長さんの人柄も含めて、そのような力が染み込んでいるのだと思います。

心がけていることやモットーを教えて下さい。

私は瀬戸内寂聴さんの般若心経の言葉が一番心に響いているんですよ。たった267文字の文章(お経)ですけど、あと3分の1で終わるという辺りに「心無罣礙無罣礙故(しんむけげむけげこ)」という言葉があるんです。心無罣礙、罣礙というのはこだわりを無くすことで、無罣礙故は、こだわりがないからこそ恐れるものは何もない、ということです。こだわらない心、とらわれない心、広く、広く、もっと広く、という教えなのです。私も、そういう気持ちで様々なことに取り組んでいきたいと思っているのです。
福祉は、建物を建てて庭を作れば終わりといった仕事ではないのです。エンドレスで終わりはなく、粗末に扱ったら大変なことになります。今も世の中を騒がせているような事故や事件など、あってはならないことですから、心の整理、平常心を保ち続けることが一番大変で大切なことですね。