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私たちの仲間

このコーナーでは、ハートピアグループの運営について、日頃お世話になっている方々にスポットを当てて、その活動やご支援の内容、想いなどをご紹介してまいります。

金子文雄さん

略歴
茨城銀行に勤務後、「愛の会」の大川清理事のご友人として、理事長との交友が深まりました。退職後には、社会福祉士や社会保険労務士の資格を取得。それらの資格を生かし、当グループの労務管理上の相談をお願いするなどしています。最近では、趣味の三味線で、施設ボランティアなどをしていただいています。

職場環境の充実を通じて、入所者および地域社会への貢献を目指したい。

福祉の世界に関わるキッカケを教えて下さい。

以前は銀行の管理職だったのですが、退職した後に新たな自己実現を図りたいと思って、資格取得の勉強したのです。
当初取得したのは「特定社会保険労務士」です。時代にマッチした資格かと思い取得し、その後ハートピアグループと関わるようになってから「社会福祉士」の資格を取得しました。他にも「年金アドバイザー」「第1種衛生管理者」「成年後見人名簿登録者」「キャラバンメイト」「ヘルパー2級」「宅地建物取引主任者」「FP技能士2級」など、資格マニアかと言われるほど取得しています。いや、そういうのが好きなものですから(笑)。それで平成19年に社会保険労務士として開業しました。

ハートピアグループをどのような形でサポートされているのですか。

最初はハートピアグループの就業規則の改正に取り組みました。その後は必要に応じて様々な労務の改正などを行っています。各施設の施設長さんがおっしゃっているように、ハートピアグループには、健康な職場にしたいという熱心さがありまして、そうした熱意に動かされて各施設にお邪魔して、労働環境の改善、働きやすい職場づくりのために協力・助言をさせていただいています。
福祉関係の方は利用者様、あるいは地域の皆様のことを考えておられますが、私の目線としては職場環境や労働条件が気になりますので、そのへんを注視しながら関わらせていただいているわけです。
自分が病気になったときにどうするか、老後にはどんな年金があるのかといったことを勉強会や講習会を開いて説明したりもしています。なので、今施設で働いていらっしゃる方は労働関係の知識も十分にお持ちなのではないかなと思っています。

ボランティアとしても積極的に関わられていると伺っています。

私が社会福祉士の実習をしていたときに、お前も何かやれと言われまして、それでやったのが、長くやっていた三味線なんですよ。
そのとき、認知症の方でお話もほとんどされないという方がいらしたのですが、私が三味線を弾くことによって大きな声で歌い出したということがあったのです。施設のスタッフの方もびっくりされて「これは音感療法ですね」と言われました。
それで、こうした施設でやることには大きな意義があるのだなと考えて、定期的にハートピアグループの各施設でやらせてもらっています。
今年は5月にハートピア水戸、9月に双葉ひだまり館でボランティア演奏させていただきました。それぞれ70〜80名の方の前で、こちらは三味線4人と歌い手さん3人で民謡をやったのですが、入居者の方みんなに歌っていただき、アンンコールも何度もやり、帰りには握手も求められて、またお会いしたいですと言っていただきました。
こうしたことが頻繁にやれるわけではないのですが、また声がかかってスケジュールが合えば、今後も活動させていただいきたいと思っています。

今後はハートピアグループをどのようにサポートしていきたいですか?

私自身としては、もっと一人ひとりの顔が見える職場にしたいなと思っています。それと、やはり皆さんの職場環境の充実ですね。達成感であるとか、実績、自己実現、さらに資格取得して教養を深めたりといったことをしやすくしていきたいと思います。
別に生産性を上げるとか、儲けるとか、きついことをやれといったことではなく、各施設長も「働きがいのある職場づくりをしたい」ということで意見も一致してますので、そういうことに取り組んでいきたいと思っております。
働く一人ひとりだけでなく、施設自体の有用性、有益性をアピールできるような取り組みも進めていきたいですね。例えば今年も、認知症サポーター養成講座を二ヶ所の施設でやっています。私が講師になって30名前後の方の前で喋るわけですが、そういうこともやって、各施設の地域におけるパフォーマンスをより高め、高齢者のご相談に乗れる場所として、地域の皆様のお役に立てればと思っています。